[アンコールの魅力] クメール建築の最高傑作と評されるアンコールワットを始めとして、巨大な観音菩薩の顔が浮かぶバイヨン、ガジュマルの巨木に覆われたタ・プロームなど、見応えある遺跡を擁するアンコール遺跡群。しかし、広大なエリアに広がる遺跡の一つ一つを回っていると、そのうちに飽きて写真を撮るだけのルーチンワークになってしまいがちだ。そういうときには人気のない静かな遺跡で足を休めよう。炎天やスコールから自分を護ってくれる遺跡に親近感を覚えるとき、それを糸口に往時の人々の想いや息遣いを感じることができるかもしれない。公園内の移動は機動性に優れたバイクタクシーがオススメ。細やかな浮き彫りが美しいバンテアイ・スレイなど、郊外の遺跡を見に行くのも遠足気分で楽しい。
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妖しい微笑をたたえたバイヨン
白い袈裟の尼さんがじっと見ていた
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