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◆夫婦で世界一周





写日記04.ようやくグランドサークル!

アメリカ(ザイオン国立公園、ブライスキャニオン国立公園)

2007年9月9日〜10日



なんだかんだとあってグランドサークルに入ったのはサンフランシスコを出てから十日後のことだった。ラスベガスからまずは渓谷内に林立する奇岩群が有名なブライスキャニオン国立公園を目指すことにしたが、せっかくなのでその道中にあるザイオン国立公園にも立ち寄ることにした。


公園内を抜ける道路を走っているだけでも様々な巨岩が次から次と顔を出すので、何度も車を停めてはカメラを構える。しかし、ザイオンのようにスケール感を売りにしている場所では、僕のカメラの性能と腕では表現に限界がある(言い訳……)。実際は写真の五割増しで雄大な風景だと考えてもらって差し支えない。


ザイオンの一番の醍醐味は、峡谷が深く狭くなるナローズと呼ばれる場所をジャブジャブと川に浸かりながら歩くことらしいが、僕らはブライスキャニオンへと急いでいたのでこれを体験しなかった。そのためか、すごいのはすごいんだけどインパクトには欠けるなぁ、というのがザイオンの感想。


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ただの巨岩と言えばそれまでですが、結構見応えあります


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奥に向かうほど峡谷は深く狭くなる


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実はちょっとビビってます


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こういう景色はグランドキャニオンのミニ版という印象が拭えない


ともあれ車で通過がてらに垣間見ただけにしては、十分楽しませてもらった。新たな期待を胸にブライスキャニオンへ向かう。ブライスキャニオンへの道中、雲行きが怪しいと思ったら、すぐに黒い雲が空を覆い稲光が走った。雨粒がフロントガラスを叩く。雨が止むと雨雲の間から大地に幾筋かの光がこぼれ落ちた。


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ブライスキャニオンへ向かう道中、初めての雨が降る


ブライスキャニオンではキャンプをするつもりでやって来たが、標高は軽く2,000メートルを超えているのでかなり冷える。風が吹けば昼間でも上着が必要だ。でも、まあ重ね着したらなんとかなるだろう。ヨセミテでの経験をもとにそう判断した。


ビジタセンターで日の入りの時間を確認し、その時間を見計らって展望ポイントへと向かったが、曇天のためか既に太陽は見えず。しかし、太陽の名残の中で見るブライスキャニオンは巨大な剣山のようでありながら、優雅な彫刻品でもあった。


夜は予想通り冷え込んだが、焚き火で温まったのとTシャツ、パーカー、ダウン、レインコートの重ね着のおかげで凍えることなく眠ることができた。


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日暮れ時にブライスキャニオンと対面


翌朝は朝日を見逃さないよう早起きしたのに、既に太陽は昇ってきている模様。「まったく、ビジタセンターの情報もテキトーやなぁ」と愚痴りながら気が付いた。ブライスキャニオンのあるユタ州は山岳部標準時に属するので、太平洋標準時のネバダ州からやって来た僕らは時計を一時間進めなくてはならなかったのだ。


だから昨日も既に陽が沈んでいたのか!知識としては知っていたのに、それを実践し損ねたのは悔しいが、いい勉強をしたということにしておこう。どちみちこの日は厚い雲が空を覆っていたので日の出は見られなかっただろう。


日の出は見られなかったが、逆に黒い厚い雲に覆われ、時折朝日がもれて照らされるブライスキャニオンは実に荘厳だった。


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まるで油絵でも見ているかのよう


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朝日がちょっと顔をのぞかせると岸壁が光り輝く


キャンプサイトに戻ってもまだ朝の冷え込みは厳しく、焚き火を囲みながら朝食。ダラダラとやってたら、そのうち雨が降り出して車の中で雨宿り。雨のキャンプはかなり惨めだが、車があるので大いに助かる。


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寒い朝には焚き火とあったかスープが一番!


昼になると雨も止み、気温もぐんぐんと上がって脱皮するように上着を一枚ずつ脱いでいく。ブライスキャニオンの中に入り込んで見る景色は、上から見渡す景色とはずいぶん違うだろう。それを確かめるため、キャニオンの底へと下りていくトレイルを歩くことにした。


トレイルを下り始めるとまずその岩柱群の高さを実感する。岩の形や大きさは変化に富んでいて、その隙間に創り出される空間も実に多様。ある場所では両壁に手が届くほどの隙間から光が差し込み、岩肌を美しく染め上げていた。また、ある場所ではモミの木が太陽を求めて、岸壁に囲まれた空間で高く背伸びをしていた。


自分の足でその奥深くに入っていくと、その分だけ自然というのはいろんな姿を見せてくれる。ブライスキャニオンも例外じゃなかった。雨雲や稲妻を従えて近寄り難い雰囲気に圧倒されていた朝とは打って変わって、その深部を見せてくれたブライスキャニオンに少しばかり親近感を覚えてから僕たちは次の目的地へと向かった。


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人と比べると岸壁の高さがよく分かる


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自然が創り上げた神殿のよう


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光の差込み具合で岩肌の色は繊細に変化する


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岸壁と競争するようにモミの木が生長していた


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この奇岩群は見る価値あり!



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